2010-08-01から1ヶ月間の記事一覧

誤解

金子寿徳「終わり無き廃墟」を7、8年前、安価なCDでなくなぜかその倍くらいの値段でアナログで購入した。裸のラリーズみたいな音を想像していたのだ。聴いてみると全然そんなことはなく、歪んだエレキの弾き語りでボーカルははっきりと聞き取れる。歌詞も…

青空は真夜中に

真夜中に青空が見えるときもある。 少年がぽっかり空いた穴に落ちた。そんなに深くないけれど幅だけは物凄い。目方で直径一キロメートルといったところかな。つまりだ。そいつはもう穴とは呼べない。 そこから見たんだ空を。真夜中に。そうしたら青い。 煮え…

rocck

15年ぶりくらいに人に誕生会を開いてもらう。この恥ずかしさはなんだ。 ロック音楽についての話をする。ロック音楽を聴いて、格好良い、こんなふうなのがロック音楽なんだ、僕もこんなロック音楽をやってみたい、とか考えた人が集まった結果起こる音楽と、音…

体調が相変わらずあまり芳しくない状態。 ゆっくりする、おとなしくする方法をあまり知らないのだと気づく。バンドにまつわる下らない話を聞かされ、矮小さにうんざりさせられる。 夏にもそろそろうんざりしている。 ここ最近数ヶ月の間の嵐のような日々のし…

「三島由紀夫おぼえがき」の文庫を入手して読み返しているうち、当然三島由紀夫を読み返すことになる。「暁の寺」の意味不明で斜め読みした部分を一生懸命頭をひねって読んでいる。S氏と会話。自分が変わってしまったのかは他人からしか確認できないが、最近…

小さなお家自家中毒だ

運命に寄り添えばここには居られなくなって 永遠に近づけば人の心は離れていくいつだって僕たちは後になって気付かされる それだってはじめから仕組まれていたことだとしても 小さなお家は丘の上 吹きっさらしに建っている 誰にも見えずに風の中 崩れそうに…

制約

体調崩し目下療養中である。当たり前に出来たことも出来ずに頭に来るが、これは不自由さを多少は感じた方が良いということか? - 先日のライブも当然のことをやっているに過ぎない。制約がありながらもそれを利用する事は出来た。不自由さは道具でなく肉体に…

天使覚え書き

一昨日昼、函館の知人から連絡。とある経緯で天使を発見。天使観について問われる。 物質と物質の中間にあるもの、境界が見え隠れする。 使者、電気、情報、端末、無感情、意志を伝達するもの、シナプスとかいうもの…科学はわからん皆殺しの天使には感情がな…

ミニチュア

箱庭のようなものに小さい頃から憧れたものだった。世界を小さくして自分の好きなものだけを集めて、その中に没入していく。夏休みの工作は、箱の中にビー玉を入れた迷路が人気。これはビー玉の視点を借りて自分を迷路で遊ばせる。あとは割りばしで作った家…

因習

「われわれが理解しうる最も完璧な存在は、われわれの因習から最も遠ざかって、それを最も侮蔑すべきものと考える者であろう」―サド侮蔑するためには知性が必要だ。論理がなければただの好き嫌い。因習から離れるだけなら気が違っているだけ。要は恐怖を与え…

羞恥心信仰心

「フラニーとゾーイー」読了。病的繊細さによりダウンしたフラニーとそれを解放するゾーイーという兄妹について書かれた本だった。フラニーは他人のエゴに傷つき自分自身のエゴにも失望している。要は一人で勝手に傷ついている。周囲はなぜそんなふうに寝込…

スケッチ

愛をスケッチせよ。それが美だ。

シベールの日曜日 ライブ予定とお知らせ

8月7日(土) 狂熱のFUZZ!!TOUR2010 〜渚ようこが唄う、ロック、任侠、ブルージーな歌謡曲の世界〜‐‐ @京都磔磔 〒600-8061 京都市下京区富小路仏光寺下がる Tel 075-351-1321 FAX 075-351-0208 出演:渚ようこ (演奏:カルガモネンド) シベールの日曜日…

行き先

お前は何処へでも行けるから何処へも行けないお前の行き先を誰が知っていると言えるだろうか誰しもが哀れにも熱狂するレミングなのだ幻は人を選ぶある意味では非常にありふれた事電車の中に蝶を見つけた奇跡とはこういう事なのだ