2010-07-01から1ヶ月間の記事一覧

あこがれ

見ようとすれば目がつぶれるお前の星が輝いているお前の星の中にいる痛みにも似た静けさよ憧れよ夢よ 夢よお前の香りを夢見ている震えているそれは僕のほうなんだ

ベランダで蜂がせっせと巣を作っていたのだが、ようやく業者が駆除に来た。感情を全く表に出さないエクスターミネーター。曰く「ああ、アシナガですね。5分くらいで終わりますんで。」とのこと。半袖のままで作業して本当に5分で終わってしまった。帰りぎわ…

人間の尊厳は燃えないゴミの日に

小田ひで次「おはようひで次くん」を読む。主人公のひで次くんの最初の著作「拡散」に中学生の時分うち震えた身としては、ひで次くんを取り巻く人達のひで次くんへの関心が非常に良くわかるのだが、そういう人達、ひで次くんに何らかの期待をしてしまう人達…

倉田江美の漫画を最近見つけては買っている。この人の漫画は樹がよく出てくる。それも不定形でサルトル云うところの「嘔吐」をもよおすように人間の規格の外にあるものとして。時には恐怖の対象のようにも思えるほど木が、木としてそのまま描かれている。登…

romantique

グレン・グールドの演奏に関する吉田秀彦の解説ロマンティックとは、最初から分裂を含んでいる無いものに対する憧れであり在るものに対する批判である手が届かないものに対する憧れである。。。。 理想や憧れは演奏だけに言えることではないはずだ。現実に対…

現在の作業とliveとの距離を埋めるものが何であるのかを考えている。飛び石のように何かを設置するのか、両者を近づけるべきなのかまだ理解していない。川を見に行く。北海道の札幌には豊平川というのがあって、そことよく似ている。川なんてどこも同じなの…

狂犬

作った音楽がどこまで自分の魂に近づけられるのかに今ようやく気をつけている。幼年期、少年期、青年期、と時間は過ぎているが、青年期にロック音楽をやり始めた私は青年として曲を作り詞を書いた。青年期の魂にとってそれは正しい。幼年期や少年期が螺旋の…

人の間に居るなら

人の間に居るなら必ず面倒はのし付きでやってくる。菓子折り付きでもやってくる。人は自分の正義を語ることで救われようとする。 正義ってのは煮ても焼いても食えないのであんまり人に言うものではない。ボランティア活動をしている人のなかで大変偉そうな人…

音源リリースのために2年も前の録音を引っ張りだして作業をしている。 そのときの記憶が蘇ってくる。 最初に録音したのはシロツメクサという曲でした。自分が録った音が素晴らしいと感じて、これを早くメンバーに聴かせたいと思った。 いつも入っていたスタ…

確認

音楽を作ったり演奏したりする動機を見失わないように気をつけなくてはいけない。他人から褒められたいだとか、他人に注目されたいだとか、欲望を満たすための手段だとか、他人に威張ったり、権力を手にして人から馬鹿にされたりしないための手段にならない…

謎の存在

ある指令のもと大林宣彦監督の「ふたり」をちょろちょろ鑑賞。姉妹が登校する時、妹が姉に注意する「お姉ちゃん、血…」と言われて姉が見ると赤い糸くずだった、という描写があり、初めて見た中学生くらいのときにどきどきしたのを思い出しました。女性、とい…

季節はめぐる

「春は夏に犯されて 夏は秋に殺される 秋は1人でおいぼれて ああ 冬が皆を埋める」−花ざかりの森 野坂昭如季節はめぐる 波紋の広がりのように季節は生まれる そして殺される人は最後に赤ん坊になる それはそれは幸福になる楽しかった過去を思い返し幸福のな…

推進力

新たな歯車を回すために制約を取り払ったからといって急速に歯車が回りはじめる訳ではない。逆に制約がある種の推進力になっていたりもする。しかし兎にも角にもまた一つ終わった!休息ってやつをとってみようじゃないか。それもまた推進力になるじゃないか。

曼陀羅

和光大学ライブ終了。人間が存在する以前に宇宙は存在していなかった。人という星が集まることで星座は形成される。人が集まることで宇宙は現出する。それはあたかも曼陀羅のように…。

深淵を覗くものは

深淵を覗くものは覚悟が必要発狂する寸前で踏みとどまって覗いてはいけないものがある人間の理解が及ばないものがある覗きこんだあと自分では無くなっているかも知れない それでも覗きたくなるのは好奇心からだけではない既に深淵に立ちその先に魅了されてい…

進化の過程

人間が極限まで進化した状態にあって、言語はそのまま匂い、形、色を表現できるようになった。感情は共有が容易になり動作は複数の意味を持つようになった。そのような人類にとって不可解で恐怖の対象であるのが機械である。